国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は、9月30日付の速報を発表し、レバノンへのイスラエル軍の攻撃激化に伴い、レバノンからシリアに避難したシリア人とレバノン人の数が約10万人に達していると発表した。
うち約60%がシリア人、40%がレバノン人だという。
一方、シリア人権監視団は、レバノンへのイスラエル軍の攻撃激化を受けてシリアに帰国したシリア人の数は約12万5000人に達していると発表した。
このうち、400世帯2,000人は北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるラッカ県出身者。
また、同監視団によると、21日以降のイスラエル軍による爆撃で、シリア難民137人(うち女性27人、子供40人)が死亡、2023年10月6日以降にレバノンで犠牲となったシリア人は172人(うち女性31人 子供45人)に達しているという。
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ダマスカス県では、保健省のタウフィーク・ヒサーバー救急局長が発表したところによると、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所の医療チームが、レバノンへのイスラエルの攻撃激化を受けてレバノンからの避難民と帰国者の受け入れを開始して以降、942人に対して医療サービスを提供した。
942人のうち891人が応急措置を必要とし、15人がイスラエルの攻撃による負傷者、21人が救急車輛で搬送されたという。
また、ダマスカス郊外県のアフマド・ハリール県知事がジュダイダト・ヤーブース国境通行所での避難民と帰国者の受け入れ状況を視察した。
SANA(9月30日付)が伝えた。
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高等教育科学研究省は、国内の大学病院に対して、レバノンからの避難民と帰国者に対して無料での医療サービスを提供するよう要請する布告を出した。
SANA(9月30日付)が伝えた。
AFP, September 30, 2024、ANHA, September 30, 2024、‘Inab Baladi, September 30, 2024、Reuters, September 30, 2024、SANA, September 30, 2024、SOHR, September 30, 2024などをもとに作成。
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