米軍の砲撃でロシア軍士官2人が死亡したことを受けて、「イランの民兵」がダイル・ザウル県のCONOCOガス田の米軍基地を攻撃、米軍もシリア政府支配地各所を砲撃し、女性1人と子ども1人を含む4人が負傷(2024年10月14日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、「イランの民兵」が、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあCONOCOガス田に違法に設置されている米軍(有志連合)の基地を無人航空機1機で攻撃、米軍がこれを対空兵器で撃破した。

無人航空機による攻撃は、12日の米軍の砲撃でロシア軍士官2人が死亡したことを受けたもの。

CONOCOガス田の米軍はまた、シリア政府の支配下にあるムッラート村を砲撃し、女性1人と子ども1人を含む4人を負傷させたほか、マリーイーヤ村、ジャフラ村、ダイル・ザウル市フワイジャト・サクル地区を砲撃した。

**

2023年10月19日以降、シリア領内にある米軍基地や米軍施設が狙われるのはこれで144回目。

内訳は以下の通り:

ウマル油田の基地:36回
シャッダーディー市の基地:17回
CONOCOガス田の基地:47回
ハッラーブ・ジール村の基地:21回
タンフ国境通行所の基地:17回
タッル・バイダル村の基地:2回
ルーバールヤー村の基地:2回
カスラク村の基地:1回
ワズィール休憩所の基地:1回

AFP, October 14, 2024、ANHA, October 14, 2024、‘Inab Baladi, October 14, 2024、Reuters, October 14, 2024、SANA, October 14, 2024、SOHR, October 14, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

SyriaArabSpring

Recent Posts