ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍はランクース市から約16キロの距離に位置するアイン・ダラ村に設置されている航空管制所(地元住民が「ワーディー・カッザーブ観測所」と呼ぶ管制所)近くの車輛1輌を狙って爆撃し、これを破壊した。
爆撃は、レバノンからヒズブッラーと見られる複数人からなるグループがシリアに入ったのを受けたもの。
シリア人権監視団によると、イスラエル軍の攻撃は、今年に入って113回(うち93回が航空攻撃、20回が地上攻撃)となり、これにより195あまりの標的が破壊され、軍関係者257人が死亡、181人が負傷した。
**
同監視団によると、軍関係者の死者内訳は以下の通りである。
イラン人(イラン・イスラーム革命防衛隊):25人
ヒズブッラーのメンバー:47人
イラク人:28人
「イランの民兵」のシリア人メンバー(カーティルジー・グループ社も含む):75人
「イランの民兵」の外国人メンバー:24人
シリア軍将兵:56人
身元不明人:2人
また、民間人も40人(イエメン人医師とその妻、3人の子供を含む)が死亡、53人あまりが負傷している。
攻撃の県別内訳は以下の通りである。
ダマスカス県、ダマスカス郊外県:45回
ダルアー県:17回
ヒムス県:27回
クナイトラ県:11回
タルトゥース県:3回
ダイル・ザウル県:5回
アレッポ県:2回
ハマー県:4回
スワイダー県:1回
ラタキア県:2回
AFP, October 17, 2024、ANHA, October 17, 2024、‘Inab Baladi, October 17, 2024、Reuters, October 17, 2024、SANA, October 17, 2024、SOHR, October 17, 2024などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.
ナハールネット(11月21日付…
イドリブ県では、テレグラムの「…