ロシア軍憲兵隊が兵力引き離し地域でパトロールを実施するなか、イスラエル軍はクナイトラ県を砲撃(2024年10月20日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍憲兵隊が、イスラエル占領下のゴラン高原に面する兵力引き離し地域でパトロールを実施した。

一方、イスラエル軍は、カフターニーヤ町の1ヵ所を狙って砲撃した。

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シリア人権監視団によると、イスラエル軍の攻撃は、今年に入って118回(うち96回が航空攻撃、22回が地上攻撃)となり、これにより199あまりの標的が破壊され、軍関係者257人が死亡、181人が負傷した。

同監視団によると、軍関係者の死者内訳は以下の通りである。

イラン人(イラン・イスラーム革命防衛隊):25人
ヒズブッラーのメンバー:47人
イラク人:28人
「イランの民兵」のシリア人メンバー(カーティルジー・グループ社も含む):75人
「イランの民兵」の外国人メンバー:24人
シリア軍将兵:56人
身元不明人:2人

また、民間人も40人(イエメン人医師とその妻、3人の子供を含む)が死亡、53人あまりが負傷している。

攻撃の県別内訳は以下の通りである。

ダマスカス県、ダマスカス郊外県:46回
ダルアー県:17回
ヒムス県:30回
クナイトラ県:13回
タルトゥース県:3回
ダイル・ザウル県:5回
アレッポ県:2回
ハマー県:4回
スワイダー県:1回
ラタキア県:2回

AFP, October 20, 2024、ANHA, October 20, 2024、‘Inab Baladi, October 20, 2024、Reuters, October 20, 2024、SANA, October 20, 2024、SOHR, October 20, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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