国防省はフェイスブック(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)のアカウントを通じて、イスラエル軍が午前3時40分頃、占領下ゴラン高原方面とレバノン北部方面から、ダマスカス県カフルスーサ区とヒムス県農村地帯に対して航空攻撃を行い、軍関係者1人が死亡、7人が負傷、物的損害が生じたと発表した。
SANA(10月24日付)が伝えた。
シリア人権監視団によると、カフルスーサ区に対する爆撃では、軍関係の燃料ステーション近くの政府関連施設前広場が狙われ、身元不明者1人が死亡、3人が負傷した。
一方、ヒムス県に対する爆撃では、クサイル市の農村地帯の街道沿線に設置されているシリア軍の検問所近くにいた貨物車輛1輌が標的となった。
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ヒムス県では、シリア人権監視団、イナブ・バラディー(10月24日付)などによると、イスラエル軍がフーズ村東部を流れるアースィー(オロンテス)川にかかる橋を爆撃した。
この橋は、イラクからレバノンに至る兵站路として利用されていた。
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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍が占領下ゴラン高原から、ラフィード町・マアラカ村間、フッリーヤ村近くの森林地帯(アブー・シャトバー)を砲撃した。
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シリア人権監視団によると、イスラエル軍の攻撃は、今年に入って124回(うち100回が航空攻撃、24回が地上攻撃)となり、これにより204あまりの標的が破壊され、軍関係者261人が死亡、188人が負傷した。
同監視団によると、軍関係者の死者内訳は以下の通りである。
イラン人(イラン・イスラーム革命防衛隊):25人
ヒズブッラーのメンバー:50人
イラク人:28人
「イランの民兵」のシリア人メンバー(カーティルジー・グループ社も含む):75人
「イランの民兵」の外国人メンバー:24人
シリア軍将兵:57人
身元不明人:2人
また、民間人も42人(イエメン人医師とその妻、3人の子供を含む)が死亡、53人あまりが負傷している。
攻撃の県別内訳は以下の通りである。
ダマスカス県、ダマスカス郊外県:49回
ダルアー県:17回
ヒムス県:31回
クナイトラ県:15回
タルトゥース県:3回
ダイル・ザウル県:5回
アレッポ県:2回
ハマー県:4回
スワイダー県:1回
ラタキア県:2回
AFP, October 24, 2024、ANHA, October 24, 2024、‘Inab Baladi, October 24, 2024、Reuters, October 24, 2024、SANA, October 24, 2024、SOHR, October 24, 2024などをもとに作成。
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