アレッポ県では、シリア人権監視団、イナブ・バラディー(11月4日付)などによると、シリア国民軍憲兵隊が、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域とシリア政府支配地を結ぶアブー・ザンディーン村の通行所を再開し、1週間に1日に限ってシリア政府支配地からの移動を、また別の1日に「ユーフラテスの盾」地域からの移動を認めると発表した。
この決定を受けて、「ユーフラテスの盾」地域からシリア政府支配地に向けて車数十台が向かったが、活動家らが通行所とバーブ市を結ぶM4高速道路で座り込みデモを行い、道路を封鎖した。
これにより、「ユーフラテスの盾」地域からシリア政府支配地に向かおうとしていた数十人の移動が阻止された。
しかし、活動家らがデモを開始した数時間後、何者かが通行所を狙って砲撃を行い、人道支援団体の職員1人が負傷した。
砲撃は、AGS155mm砲か22ミリ機関銃によるものと見られる。
また、ジャラーブルス市近郊のガンドゥーラ町では、シリア国民軍憲兵隊の司令官(アブー・ハサン・マーリア)の車が何者かの銃撃を受けた。
シリア革命反体制勢力国民連立傘下のシリア暫定内閣国防省は10月23日、レバノンからの避難民などを受け入れるためにアブー・ザンディーン村の通行所を開放すると発表した。
だが、26日、再開に反対する活動家らが通行所とバーブ市を結ぶM4高速道路を封鎖していた。
AFP, November 4, 2024、ANHA, November 4, 2024、‘Inab Baladi, November 4, 2024、Reuters, November 4, 2024、SANA, November 4, 2024、SOHR, November 4, 2024などをもとに作成。
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