イドリブ県、アレッポ県でシリア軍とシャーム解放機構が主導する反体制派が無人航空機で攻撃の応酬(2024年11月8日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティ―ラ村、バーラ村一帯、カンスフラ村一帯を砲撃した。

一方、ロシア当事者和解調整センターのオレグ・イグナシュク副センター長は、シャーム解放機構の支配下にあるマンタフ村から「テロリスト」がハーン・スブル村近くのシリア軍の陣地複数ヵ所を無人航空機で爆撃行い、シリア軍兵士4人が負傷した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍の自爆型無人航空機1機がシャーム解放機構の支配下にあるカフル・アンマ村一帯を攻撃した。

これに対して、「決戦」作戦司令室は、シリア政府の支配下にあるカフル・ハラブ村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

AFP, November 8, 2024、ANHA, November 8, 2024、‘Inab Baladi, November 8, 2024、Reuters, November 8, 2024、SANA, November 8, 2024、SOHR, November 8, 2024、TASS, November 8, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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