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民主的変革諸勢力国民調整委員会は声明を出し、「自由シリア軍」によるラタキア県山間部の村々への襲撃を非難した。
声明は「攻撃は危険な宗派主義的側面を持ち、地域全体を無益な内戦に陥れ、宗派主義的感情を悪化させかねない」と非難した。
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クルド人組織(反体制組織)7団体がシリア・クルド青年運動総合評議会の名で共同声明を出し、「革命的だと自称する一部の勢力」が「革命の道徳や闘争の精神」に反して、民間人や学生の誘拐、バスジャック、車爆弾によるテロを行っていると非難、その停止を呼びかけた。
シリア・クルド青年運動総合評議会に参加したのは、シリア・クルディスタン運動、サワー青年連立、殉教者ミシュアル・タンムー調整、クルド声明カーミシュロー連合、シリア・クルド・ムスタクバル調整、挙国一致調整、シリア・クルド青年調整連合。
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シリア革命反体制勢力国民連立のルワイユ・サーフィー氏はイスタンブールのホテルで記者会見し、ラマダーン月中にアサド政権による20の虐殺で200人が殺害されたと主張、イード・フィトル期間中の戦闘停止を求めた。
ダマスカス郊外県では、SANA(8月6日付)などによると、ジャルマーナー市のスユーフ広場・ハドル通り間で、イフタール直前に反体制武装集団が爆弾を積んだ車を爆発させ、子供3人を含む市民18人が死亡、56人が負傷した。
またシリア人権監視団によると、ヤブルード市郊外のダンハー市にある武器庫にシャームの民のヌスラ戦線とイラク・シャーム・イスラーム国が突入、対装甲ミサイルなどを捕獲した。
一方、アフバール・アーン(8月6日付)は、ダマスカス郊外県などからの避難民、がダマスカス県内中心部に位置する複数の公園に身を寄せていると報じ、その写真を掲載した。
他方、SANA(8月6日付)によると、ナブク市のカラムーン病院近くに爆弾を仕掛けようとしたアッラーの獅子旅団、使徒末裔旅団を軍が撃退、複数の戦闘員を殺傷した。
またズィヤービーヤ町、バービッラー市、ダーライヤー市、アーリヤ農場、アドラー市、ハラスター市、カスタル市、フーシュ・クバイバ村で、軍が使徒末裔旅団、アンファール大隊、フダー旅団、シャームの民のヌスラ戦線などと交戦、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ヒルバト・バーズ村を反体制武装集団が制圧したとの情報を受け、軍と反体制武装集団が山間部で激しく交戦した。
複数の活動家によると、反体制武装集団は、シャームの民のヌスラ戦線、イラク・シャーム・イスラーム国、シャーム・アンサール旅団、山地解放旅団などサラフィー主義部隊10団体からなり、アラームー村南部の郊外を進軍中で、6日にはカルダーハ市に対して対戦車砲を撃つなど、攻勢を続けている、という。
『ハヤート』(8月7日付)は、米国が「自由シリア軍」(サラフィー主義者)によるラタキア県攻撃の主な支持者だとの反体制武装集団司令官の言葉を伝えた。
これに関してSNN(8月6日付)は、5~6日の戦闘で、軍兵士数十人が戦死したと報じる一方、シリア人権監視団は、5日の戦闘で、反体制武装集団の戦闘員20人、政権を支持する民兵の戦闘員32人が死亡したと発表した。
一方、SANA(8月6日付)によると、アラームー村、サトラバ村に侵入した反体制武装集団を軍が撃退、外国人戦闘員らを殲滅し、両村の治安を回復した。
また軍はウービーン村でシャームの民のヌスラ戦線拠点に対する特殊作戦を行い、複数の戦闘員を殺傷、装備を破壊した。
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同じく、ラタキア県では、アラウィー派聖職者のバドルッディーン・ワヒーブ・ガザール師の誘拐に関して、同じくアラウィー派聖職者のムワッファク・ガザール師がビデオ声明を出し、バールーダー村で、4日深夜から5日にかけて同師が「テロ集団」によって誘拐され、連れ去られたと発表した。
ムワッファク・ガザール師はビデオ声明を「シリア・レジスタンス、アレキサンドレッタ地方解放人民戦線」という言葉で締めくくった。
シリア・レジスタンス、アレキサンドレッタ地方解放人民戦線はハタイ県で活動するとされる組織で、代表のミウラージュ・オウラール(ミラチュ・ウラル)はハタイ県レイハンル市の対シリア国境で5月に発生した連続爆破事件の容疑者の一人と目されている。
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アレッポ県では、シリア人権監視団が、イラク・シャーム・イスラーム国、ファトフ旅団、北の嵐大隊が、6月に部分制圧したとされるマンナグ航空基地に対して、空港司令部への車爆弾による自爆攻撃などを通じて再び攻勢を強め、制圧したと発表した。
同監視団によると、自爆攻撃を行ったのは外国人戦闘員で、反体制武装集団は、複数の施設を制圧、シリア軍将兵多数を捕捉したという。この戦闘で、反体制武装集団の戦闘員10人が死亡した。
なお『ハヤート』(8月7日付)によると、マンナグ航空基地は反体制武装集団から「ロシアの砦」と呼ばれているという。
一方、SANA(8月6日付)は、マンナグ航空基地を防衛する軍部隊の無事を伝えるとともに、同空港内およびその周辺で反体制武装集団に絶大な損害を与えたと報じた。
また、シリアの複数のメディアによると、マンナグ航空基地を防衛する軍部隊は、ムハーバラート、ヌッブル市およびザフラー町の国防隊、アフリーンの人民防衛隊とともに、マンナグ航空基地で反体制武装集団と対峙している、という。
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同じくアレッポ県では、シリア人権監視団によると、ジャラーブルス市郊外のズール・マガール村で民主統一党人民防衛隊が、シャームの民のヌスラ戦線、イラク・シャーム・イスラーム国と交戦した。
また軍がアアザーズ市、アターリブ市、アナダーン市、アレッポ市スッカリー地区などに空爆を加え、子供2人、女性1人を含む6人が死亡した。
一方、SANA(8月6日付)によると、マッルアナーズ村、タッル・リフアト市、アアザーズ市、シャイフ・アフマド村、ラスム・アッブード航空基地周辺、フライターン市、マーイル町、ヒーラーン村、ハーン・アサル村、マンスール市で、軍が反体制武装集団と交戦、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
アレッポ市ラーシディーン地区、ライラムーン地区で、軍が反体制武装集団と交戦、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、サルジャ村、カフルラータ市、イブリーン村などを軍が空爆・砲撃し、18人が死亡した。
一方、SANA(8月6日付)によると、カニーヤ村、アルバイーン山、ザーブール市、サルミーン市、ビンニシュ市、マアッラ市、カンスフラ村、ダイル・サンバル村、カフルルーマー村、タッフ市、タッル・サラムー村で、軍が反体制武装集団と交戦、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、マアバダ市郊外のジュナイディーヤ村・ユースフィーヤ村間の民主統一党人民防衛隊検問所を、シャームの民のヌスラ戦線とイラク・シャーム・イスラーム国が戦車などで襲撃した。
一方、SANA(8月6日付)によると、ハマーイル町、カラーマ村、カーナー村、マフルーム村、ウンム・フジャイラ村、アブドゥルアズィーズ山、スーダ村などで、軍が反体制武装集団と交戦、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ヒムス県では、SANA(8月6日付)によると、ヒムス市バーブ・フード地区、マクラミーヤ村、タルビーサ市郊外、カルアト・ヒスン市、ザーラ村郊外、キースィーン村、タッルドゥー市、アイン・ダナーニール村、バールーハ村で、軍が反体制武装集団と交戦、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ダマスカス県では、SANA(8月6日付)によると、ジャウバル区、カーブーン区、バルザ区で、軍がアッラーの獅子旅団などと交戦、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ダルアー県では、SANA(8月6日付)によると、タスィール町、タファス市、シャブラク村、アブダリー市、ブスラー・シャーム市、フラーク市、ムザイリーブ町、ハーッラ市、ナワー市、ダルアー市で、軍が反体制武装集団と交戦、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ハマー県では、SANA(8月6日付)によると、フワイズ村、ジスル・バイト・ラアス村、サラミーヤ市郊外で、軍が反体制武装集団と交戦、外国人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ダイル・ザウル県では、SANA(8月6日付)によると、ヒサーン村で、トレーラー3台で原油をトルコに密輸しようとしていた武装集団と軍が交戦し、戦闘員全員を殲滅した。
またムハイミーダ村では、軍が反体制武装集団の襲撃を撃退し、マフカーン町、フワイジャ・カーティウ村、マリーイーヤ村で、シャームの民のヌスラ戦線拠点を攻撃、破壊した。
このほか、ダイル・ザウル市のラシュディー地区、ハウィーカ地区、ジュバイラ地区で、軍が反体制武装集団と交戦、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
イラクのヌーリー・マーリキー首相はテレビのインタビューで「我々は当初からシリアのテロ集団の危険に警鐘を鳴らしてきた。彼らがシリアの統合、そしてシリアの社会にとって危険を及ぼすと述べてきた…。今日、彼らはクルド人を含むすべての社会集団を脅迫している。クルド人は、クルド人自身、そしてみなにとって脅威となるこうした過激派集団への参加という危険に自らの家族や子息を曝さないよう呼びかけてきた。ヌスラ戦線やその背後にいる者たちから彼らを充分守るべきだと呼びかけている」と述べた。
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国連難民高等弁務官事務所は、周辺諸国の避難民キャンプでのシリア人の生活状況に関する報告書を作成、ヨルダンのザアタリー・キャンプやイラクのドゥーミーズ・キャンプで、組織犯罪、児童徴兵などが横行していると警鐘を鳴らした。
ロイター通信(8月7日付)が報じた。
AFP, August 6, 2013、Akhbar al-An, August 6, 2013、al-Hayat, August 7, 2013、Kull-na Shuraka’, August 6, 2013、Kurdonline, August 6,
2013、Naharnet, August 6, 2013、Reuters, August 6, 2013、SANA, August 6, 2013、UPI,
August 6, 2013などをもとに作成。
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