「イランの民兵」がハサカ県内の米軍基地を攻撃、米軍がダイル・ザウル県各所を爆撃し、5人を殺害(2024年11月19日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるシャッダーディー市に違法に設置されている米軍(有志連合)基地の近くに、イランの支援を受けるグループが発射したロケット弾1発が着弾した。

2023年10月19日以降、シリア領内にある米軍基地や米軍施設が狙われるのはこれで157回目。

内訳は以下の通り:

ウマル油田の基地:36回
シャッダーディー市の基地:20回
CONOCOガス田の基地:55回
ハッラーブ・ジール村の基地:22回
タンフ国境通行所の基地:18回
タッル・バイダル村の基地:2回
ルーバールヤー村の基地:2回
カスラク村の基地:1回
ワズィール休憩所の基地:1回

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シャッダーディー市の基地近くへのロケット弾着弾を受けて、米軍戦闘機複数機がシリア政府の支配下にあるユーフラテス川東岸のいわゆる7ヵ村から西岸のマヤーディーン市に至る上空に飛来し、マヤーディーン市、クーリーヤ市、アシャーラ市近郊の砂漠地帯にある「イランの民兵」の陣地複数ヵ所を爆撃した。

これにより、「イランの民兵」5人が死亡、複数人が負傷した。

一方、イナブ・バラディー(11月19日付)、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるマヤーディーン市内で、車に仕掛けられていた即席爆弾が爆発し、部族軍の司令官1人が負傷した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるシャッダーディー市に米軍が違法に基地を設置しているハッラーブ・ジール村の農業用空港に、輸送機3機が軍装備品や兵站物資を相次いで輸送した。

AFP, November 19, 2024、ANHA, November 19, 2024、‘Inab Baladi, November 19, 2024、Reuters, November 19, 2024、SANA, November 19, 2024、SOHR, November 19, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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