国連難民高等弁務官事務所(UNHCR):イスラエルのレバノン攻撃激化を受けて、レバノンからシリア北西部(イドリブ県、アレッポ県)に約7,500世帯が避難・帰還(2024年11月1日)

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)はシリア北西部にかかる速報#6を発表し、イスラエルのレバノン攻撃激化を受けて、レバノンからシャーム解放機構の支配下にあるシリア北部西部」に避難したシリア人が約7,500人に達していると発表した。

彼らの多くは、トルコ占領下の「ユーフラテス盾」地域の拠点都市であるアレッポ県のジャラーブルス市一帯、「オリーブの枝」地域の中心都市であるアレッポ県のアフリーン市、シャッラーン町一帯、シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県のイドリブ市、マアッラトミスリーン市、ジスル・シュグール市、アリーハー市、イフスィム町一帯など29の区に身を寄せているという。

彼らは、北・東シリア地域民主自治局の支配地とトルコ占領地を結ぶアレッポ県のアウン・ダーダート村の通行所を通過してシリア北部に入る一方、10月23日には地元当局が、シリア政府の支配地とトルコ占領地を結ぶアレッポ県のアブー・ザンディーン村の通行所を開放すると発表したが、同通行所を経由したシリア人の移動は確認されていない。

AFP, November 1, 2024、ANHA, November 1, 2024、‘Inab Baladi, November 1, 2024、Reuters, November 1, 2024、SANA, November 1, 2024、SOHR, November 1, 2024などをもとに作成。

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