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米国防総省のライダー報道官はシリア北部情勢への米国の関与を否定(2024年12月3日)

米国防総省のパトリック・ライダー報道官は、シャーム解放機構主導による「攻撃抑止」の戦いと、シリア国民軍による「自由の暁」作戦に伴うシリア北部の情勢悪化を受けて、シリアでの米軍駐留に変更はないとしたうえで、現下の情勢悪化への関与を否定した。

ライダー報道官は、以下の通り述べた。

私の理解では、CJTFOIR(固有の決意作戦)の司令官が、ロシアとのホットラインを利用して…円滑なコミュニケーションを確保している…。 会話の詳細には踏み込まないが、潜在的な誤解を防ぐためのコミュニケーションの仕組みを持っている。
この進展中の状況を監視し続けるなかで、域内諸国との対話を継続する。
私の知る限り、変化はない。これまで公に述べてきたように、米軍約900人がシリアに展開しており、ダーイシュの壊滅を目指す任務を支援している。 これが米軍がシリアに駐留する理由の一つだ。この部隊は主に…、シリアの東部または北東部のシリアに展開している。 従って、アレッポ市近郊やハマー県近辺のシリア北西部で発生している事態との地理的な接近はない。しかし、引き続き状況を注視していく。

AFP, December 3, 2024、ANHA, December 3, 2024、‘Inab Baladi, December 3, 2024、Reuters, December 3, 2024、SANA, December 3, 2024、Sham FM, December 3, 2024、SOHR, December 3, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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