Categories: 諸外国の動き

国連安保理でシリア情勢の悪化への対応を協議するための会合:米国とロシアが非難の押収(2024年12月4日)

国連安保理で、シャーム解放機構が主導する「攻撃抑止」軍事作戦局による侵攻と、「自由の暁」作戦を開始したシリア国民軍の攻勢に伴うシリア情勢の悪化への対応を協議するたの会合が行われた。

会合のなかで、米国のロバート・ウッド国連代理大使は、シリア政府が紛争の政治的解決に向けた対話を拒否しているとしたうえで、シリア政府がロシアとロシアの支援を受けて、戦闘を継続することで、テロ組織の台頭を助長していると非難、英仏もこれに同調した。

これに対して、ロシアのワシリー・ネバンジャ国連大使は、米英仏の主張について「偏向に満ちている」と反論、シリア政府が「テロとの戦い」において、重要な役割を果たしていると主張した。

また、ウクライナの諜報機関がシリアの反体制派に無人航空機などの武器を供与、軍事教練を行っていると断じ、これを非難した。

AFP, December 4, 2024、ANHA, December 4, 2024、‘Inab Baladi, December 4, 2024、Reuters, December 4, 2024、SANA, December 4, 2024、Sham FM, December 4, 2024、SOHR, December 4, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

SyriaArabSpring

Recent Posts