シャーム解放機構が主導する「攻撃抑止」軍事作戦局はシリア軍の撤退を受けてハマー県の県庁所在地ハマー市を制圧(2024年12月5日)

シャーム解放機構が主導する「攻撃抑止」軍事作戦局は、シリア軍がハマー県の県庁所在地ハマー市から市外に再配置したことを受けて、同市を制圧した。

また、シリア人権監視団によると、シリア軍はハマー県のサラミーヤ市、ヒムス県のタルビーサ市、ラスタン市近郊の工兵大隊基地、ラスタン病院などから撤退、シャーム解放機構が両市に入った。

同監視団によると、シリア軍は撤退後にタルビーサ市を爆撃、またラスタン市郊外(ラスタン橋など)を爆撃した。

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「攻撃抑止の戦い」軍事作戦局はテレグラムの専用アカウント(https://t.me/aleamaliaat_aleaskaria/)を通じて、以下の通り発表した。

午前11時14分、ハマー市への進攻を開始したと発表。

午前11時25分、市内の複数の戦線で中心街に向かって進軍していると発表。

午後1時24分、戦闘員らに対して、アレッポ市内での武装した軍服での移動、市内の家屋、住居、不動産の無許可での占拠、市内での陣地の設営を禁じるとする指示を発表。

午後2時17分、軍・治安機関幹部らが兵士を残してハマー市から逃走したと発表。

午後2時46分、ハマー市内の複数地区を解放したと発表。

午後2時53分、ハマー中央刑務所に突入し、収監者数百人を解放したと発表。

午後2時57分、第25(特殊任務)師団を打破したと発表。

午後3時5分、シャーム解放機構のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者のイラク政府に向けたメッセージ映像を配信。

メッセージの内容は以下の通り:

我々はイラクのムハンマド・シヤーウ首相の言葉に耳を傾けている。
我々は、一部のイラクの政治化たちがシリアで起きていることがイラクに及ぶ考えていることによる多くの恐怖、あるいは幻想があるのを目にしている。
私は断固として言いたい。こうしたことは100%誤りだと。

午後3時17分、シャーム解放機構のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者のハマー市民に向けたメッセージ映像を配信。

メッセージの内容は以下の通り:

慈悲深く慈悲あまねきアッラーの御名において
吉報を伝えたい。あなた方の同志である革命家ムジャーヒドゥーンたちが、40年間シリアで続いてきたこれまでの傷を癒すため、ハマー市への進入を開始した この進軍が復讐ではなく、慈悲と慈愛に満ちた勝利となるよう、全能のアッラーに祈っている。
全世界の主であるアッラーに讃えあれ。

午後4時54分、ハマー市の警察官らに対して、シリア救国内閣からの支持を待つよう呼びかける。

午後4時57分、シャーヒーン大隊がザイン・アービディーン山頂のシリア軍車輛を攻撃する映像を公開。

午後6時44分、ハマー市を完全に解放したと発表。

午後6時50分、ヒムス県に進軍すると発表。

午後7時8分、ハマー航空基地、ザイン・アービディーン山、カムハーナ村での掃討を終えたと発表。

午後7時13分、ハマー航空基地を無力化したと発表。

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シリア国民軍はテレグラムに開設した専用アカウント(https://t.me/Dawn_of_Freedom1/)を通じて、ハマー市の解放に祝意を示した。

AFP, December 5, 2024、ANHA, December 5, 2024、‘Inab Baladi, December 5, 2024、Reuters, December 5, 2024、SANA, December 5, 2024、Sham FM, December 5, 2024、SOHR, December 5, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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