ブルームバーグ(12月7日付)は、外交筋や消息筋などから得た話として、アサド大統領が、シリアでの権力維持、あるは国外への安全な脱出を目指して、米国に対して間接的に二つの提案を行ったと伝えた。
同サイトによると、第1の提案は、アサド大統領が、UAEを介して、ドナルド・トランプ次期米大統領に対して行ったもので、その内容は、シリアがレバノンのヒズブッラーなどイランの支援を受けるすべての武装勢力の関係を断絶する代わりに、西側諸国がその影響力を行使してシリア国内での戦闘を停止させるというもの。
第2の提案は、シリア正教会のイグナティウス・エフレム2世総主教を12月2日にハンガリーのビクトル・オルバン首相のもとに派遣した際に示されたもので、シリアのキリスト教少数派がイスラーム過激派が勝利した場合に直面する「存在の危機」を訴える内容だったという。
AFP, December 7, 2024、ANHA, December 7, 2024、Bloomberg, December 7, 2024、‘Inab Baladi, December 7, 2024、Reuters, December 7, 2024、SANA, December 7, 2024、Sham FM, December 7, 2024、SOHR, December 7, 2024などをもとに作成。
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