ジャラーリー首相は平和的且つ公式な権限の移譲に向けて、ダマスカスに留まり、公的機関の運営に尽力すると表明、主な閣僚、省庁もこれに追随:国防省、内務省、大統領府からの声明はなし(2024年12月8日)

内閣はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/SyrianPrimeMinistry/)で、ムハンマド・ガーズィー・ジャラーリー首相の声明を発表した。

声明のなかでジャラーリー首相は、平和的且つ公式な権限の移譲に向けて、ダマスカスに留まり、公的機関の運営に尽力し、国民に教育、保健、電気などのサービスを提供し続けると表明し、政府関係者、反体制派の双方に協力を呼び掛けた。

声明での発言の概要は以下の通り:

私は皆さんの一員であり、皆さんは私の一部です。私は自宅におり、この国への帰属意識ゆえにここを離れることはしません。外国を知らないからです。
人々がこの国やその機関、施設を大切に思いながらも、不安や恐怖を感じているこの時に、私は国の公共施設を守ることを重視しています。それらは私のものでも他の誰かのものでもなく、すべてのシリア国民の財産です。我々は、この国の資源を守りたいと願うすべてのシリアの市民に手を差し伸べています。
すべての市民にお願いしたいのは、公共財産に手を出さないことです。これらは最終的には皆さん自身の財産だからです。私はここにおり、平和的な方法でしかここを離れるつもりはありません。公共機関や国家施設の機能を確保し、国民の皆さんに安心と安全をもたらすことを保証したいと考えています。
すべての人々が理性的に考えることを望みます。我々は、手を差し伸べてくる反体制派に手を差し伸べます。彼らがシリアのこの祖国に所属する人々に危害を加えないことを確約する限りにおいて。
私は常に、公的部門でも民間部門でも政府においても、この国の利益を最優先にして昼夜を問わず働いてきました。我々はシリアがすべてのシリア人の国であると信じています。シリアはすべての国民にとって自然な場所であり、近隣諸国や世界と自然な関係を築くことができます。地域的な同盟や派閥に参加する必要はありません。ただし、それはシリア国民が選ぶいかなる指導者の手に委ねられています。


ジャラーリー首相は、その後、シリア軍第5軍団に所属する兵士や護衛らとともに、権力移譲のためとして、首都ダマスカス内のホテルに向かった。

また、ルアイ・ムナッジド国内通商消費者大臣、ムハンマド・ラーミー・マールティーニー観光大臣、アフマド・ダミーリーヤ保健大臣も同様の声明を出した。


外務在外居住者省、工業省、経済対外通商省、石油天然資源省、社会問題労働省、情報省、電力省、公共事業住宅省、財務省、計画国際開発委員会、地方開発環境省、通信情報技術省も同様の声明を出した。











国防省、内務省、そして大統領府は声明を出していない。

AFP, December 8, 2024、ANHA, December 8, 2024、‘Inab Baladi, December 8, 2024、Reuters, December 8, 2024、SANA, December 8, 2024、Sham FM, December 8, 2024、SOHR, December 8, 2024などをもとに作成。

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