米中央軍(CENTCOM)はシリア中部でダーイシュの拠点など75ヵ所に対して爆撃を行ったと発表(2024年12月8日)

米中央軍(CENTCOM)は12月8日付で声明第20241208-01号を発表した。

声明の内容は以下の通り。

CENTCOM部隊は2024年12月8日、シリア中部にある既知のISIS(ダーイシュ(イスラーム国))のキャンプや活動拠点を標的とする精密爆撃を数十回実施した。同作戦は、ISISの指導者、工作員、キャンプを対象とし、テロ組織が外国で作戦を実施するのを抑止し、現状を利用してシリア中部で再編成することを阻止する継続的な任務の一環として行われた。 今次の作戦では、B-52、F-15、A-10など複数の米空軍航空機を使用し、75以上の標的を攻撃した。現在、戦闘被害の評価が進行中であり、民間人の死傷者が出たとの情報はない。 CENTCOMは、地域の同盟国および協力者と連携し、シリアにおけるISISの作戦能力を弱体化させるための作戦を続けると表明している。マイケル・エリック・クリラ大将は声明で、「我々は、ISISがシリアの現在の状況を利用して再編成することを許さない。すべての組織は、ISISと協力または支援する場合、その責任を問われることを理解すべきだ」と強調した。 本作戦は、ISISの作戦能力を弱体化させ、地域の安定を守るための米軍の継続的な取り組みを示すものである。

AFP, December 8, 2024、ANHA, December 8, 2024、‘Inab Baladi, December 8, 2024、Reuters, December 8, 2024、SANA, December 8, 2024、Sham FM, December 8, 2024、SOHR, December 8, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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