シリア救国内閣とともに移行プロセスを進める政治問題局のアルナーウート報道官は、現行の憲法と人民議会を移行期にあたる3ヶ月間停止すると発表(2024年12月13日)

シャーム解放機構がシリア北西部の統治を委託する組織の一つで、ムハンマド・バシール暫定首相主導のもとで、シリア救国内閣とともに移行プロセスを推し進める政治問題局のウバイダ・アルナーウート報道官は、現行の憲法と人民議会を移行期にあたる3ヶ月間停止すると発表した。

アルナーウート報道官は首都ダマスカスにある放送テレビ公社で以下の通り述べた。

我々は、シリア救済政府の革命閣僚たちと元閣僚らとの権限移譲を目的とした会議を経て、この段階(移行期)が新政権が樹立されるるまで、3ヵ月間継続されること、そしてこの期間中、憲法および議会を一時停止することを決定した。
憲法を検討し、改正を行うための法務権利委員会が設置されることになる…。その間の最優先事項は、国家機関を保護、文書や証拠書類を保全することだ。また、サービス部門の課題にも対処する。

AFP, December 13, 2024、ANHA, December 13, 2024、‘Inab Baladi, December 13, 2024、Reuters, December 13, 2024、SANA, December 13, 2024、Sham FM, December 13, 2024、SOHR, December 13, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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