ノース・プレス通信(11月28日付)は、シリア政府高官の話として、アサド大統領がロシアのヴラジーミル・プーチン大統領と会談するため、首都モスクワに到着したと伝えた。
同サイトによると、デジタルクリエーターのウマル・ラフムーン氏(シリア和解報道官)は、アサド大統領のモスクワへの電撃訪問を確認したと述べた。
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この訪問に関して、サウジアラビアのシャルク・チャンネル(11月29日付)は複数筋の話として、訪問が11月初めから調整が巣薄められており、トルコとの関係正常化に向けた対話再開、シリアにおけるイランの軍事的役割(「イランの民兵」のクナイトラ県、ダルアー県、ダイル・ザウル県からの撤退に伴うプレゼンスの低下)の2点について協議することが目的だと伝えた。
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一方、RTアラビア語版(11月29日付)は、ロシアのドミトリー・ペスコフ大統領府報道官は記者団らの質問に対して、「この問題に関して私から言うことはない」とコメントを避けつつ、アレッポ市がシャーム解放機構を主体とする「攻撃抑止」軍事司令局に制圧されたことについては「シリアの主権への侵害」と非難、「シリア当局に早急に憲法に基づく秩序を回復するよう呼びかけている」と答えたと伝えた。
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ニュース・サイトのシリア・ウィークリーの創設者で反体制活動家のチャールズ・リスナー氏は11月30日午後7時32分、Xのアカウント(https://x.com/Charles_Lister)で、有力な情報筋の話として、アサド大統領が家族や側近とともに今もモスクワに留まっているとするポストをアップした。
AFP, November 28, 2024、ANHA, November 28, 2024、‘Inab Baladi, November 28, 2024、North Press, November 28, 2024、Reuters, November 28, 2024、RT Arabic, November 29, 2024、SANA, November 28, 2024、Sham FM, November 28, 2024、al-Sharq, November 28, 2024、SOHR, November 28, 2024などをもとに作成。
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