ムハンマド・アブドゥッラフマーン暫定内務大臣は、タルトゥース県で「犯罪者体制の残党」の要撃により、内務省の治安要員14人が死亡、10人が負傷したと発表した。
国営のシリア・アラブ通信(SANA、https://www.facebook.com/syrianarabnews/)が伝えた。
SANAは、この要撃を受け、シリア軍事作戦総司令部が、内務省の協力のもとタルトゥース県の森林・丘陵地帯で住民の安全と安定を確保し、「アサドの民兵の残党」を追跡するための治安作戦を開始、残党の数を特定したと伝えた。
SANAによると、シリア軍事作戦総司令部の部隊はヒルバト・マアッザ村に展開し、「残党」の追跡、民間人の保護、治安と安定の回復を行った。
一方、シリア人権監視団によると、シリア軍事作戦総司令部がザルカート村、ヒルバト・マアッザ村などで治安作戦を実施、ザルカート村では、シリア人殺害に関与していたと見られる「シャッビーハ」1人が殺害された。
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ヒムス県では、国営のシリア・アラブ通信(SANA、https://www.facebook.com/syrianarabnews/)が伝えた。によると、「アサドの民兵」がバルカサ村で掃討作戦を実施していたシリア軍事作戦総司令部と内務省の要員を襲撃、2人を殺害、10人を負傷させた。
「シリア革命の咆哮者たち」のテレグラムのアカウント(https://t.me/s/mzmgr_syria)によると、ヒムス県バルカサ村で、シリア軍事作戦総司令部が「シャッビーハ」のシュジャーア・アリーを「ヒズブッラーとアサドの民兵」の残党らを逮捕した。
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ハマー県では、国営のシリア・アラブ通信(SANA、https://www.facebook.com/syrianarabnews/)が伝えた。によると、総合治安局(総合治安機関)がハマー市で、窃盗などの犯罪行為、民間人の脅迫、治安紊乱に関与する「アサドの民兵の残党」の拠点複数ヵ所を強襲し、多数の容疑者を逮捕した。
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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア軍事作戦総司令部が前政権の支配下にあったユーフラテス川西岸のブーカマール市、ジャラー町、ハリー村、ドゥワイル村、スバイハーン市で大規模な強襲作戦を実施した。
強襲作戦は、シリア軍将兵や民兵に対する社会復帰にかかる和解プロセス(一時保護カード交付申請)期間が満了となったことを受けたもので、シリア軍事作戦総司令部は、シリア軍第47中隊傘下の民兵など100人余りを逮捕、武器弾薬を押収した。
これにより、「イランの民兵」とつながりがある司令部の指令のもと、シリア軍事作戦総司令部に所属する組織を狙った攻撃計画があることが明らかになったという。
AFP, December 26, 2024、Aleamaliaat_aleaskaria, December 26, 2024、ANHA, December 26, 2024、‘Inab Baladi, December 26, 2024、Reuters, December 26, 2024、Sham FM, December 26, 2024、SANA, December 26, 2024、SOHR, December 26, 2024、Syriafree25, December 26, 2024、al-Watan, December 26, 2024などを参照。
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