スワイダー県最大の武装組織である尊厳の男たち運動と山岳旅団が共同声明で武器引き渡しを拒否(2025年1月6日)

スワイダー24によると、スワイダー県最大の武装組織である尊厳の男たち運動と山岳旅団が共同ビデオ声明を出し、今後の行程についての方針を発表した。

方針の内容は以下の通り。

  • 正義と法の支配に基づく国家建設の必要性を強調し、旧体制の終焉を公正な国家を築くための歴史的な機会と捉える。
  • 武器携帯はスワイダー県のすべての人々への単なる愛によるものではなく、彼らを守るためで、武器携帯は必要に迫られた手段であり、目的ではないことを確認する。
  • 正義と法の支配に基づく国家建設が必要であり、そこにおいて武器は国家の軍事機関に限定されるべきである。
  • 尊厳の男たち運動と山岳旅団は、新たな国軍の核となる軍事組織に統合される用意があることを確認し、特定の派閥や宗派に基づく軍隊を拒否する。
  • 軍事組織が行政や政治に介入せず、公共施設を保護する責任を果たしながら、市民的・政治的活動に協力、これを支援することを確認する。
  • ダマスカスが永遠の首都であり続けることを確認し、スワイダー県での平和的な運動を、平等に基づく国家建設を目指す政治的指針とする。
  • スワイダー県における共生と友愛の価値を守るうえで、精神的・宗教的指導者、とりわけドルーズ教徒の精神的指導者の役割を称賛する。
  • シリアのすべての当事者、とりわけ自由革命家たちとの対話に前向きである姿勢を示す。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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