総合治安局とシリア軍事作戦総司令部がダマスカス郊外県ザバダーニー市で掃討作戦を開始する一方、タルトゥース県ではアラウィー派の名士3人が殺害される(2025年1月7日)

ダマスカス郊外県では、SANA
によると、総合治安局(内務省)がシリア軍事作戦総司令部とともに、ザバダーニー市で「アサドの民兵の残党」を摘発するための掃討作戦を開始した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、アラウィー派の若い男性1人がカルダーハ市とジャブラ市を結ぶ高速道路で、この男性は、シリア軍事作戦総司令部に所属する武装組織によって何らかの容疑をかけられ、殺害された。

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タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、首都ダマスカスとタルトゥース市を結ぶ街道で、国民和解イニシアチブの代表を務めるジャービル・イーサー氏、ハイサム・マアッラー、ムハンマド・ワトファ氏のアラウィー派名士3人が正体不明の武装集団によって殺害された。

また、シリア人権監視団シリア軍事作戦総司令部がレバノンのヒズブッラーのメンバーによる麻薬密輸や潜入を阻止するとして、武装した小型船舶を投入した。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍地上部隊が、アサド政権崩壊後に新たに占拠した地域の住民らに対して、同地を軍管区に指定したと通告、所持している武器を引き渡すよう求めた。

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一方、シリア人権監視団によると、シリア軍の元兵士ら約600人が武器を所持していないとして和解センターでの社会復帰手続きを拒否した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、マアルバ町で正体不明の武装集団がヤルムーク軍に協力する住民の住居を襲撃した。

また、シリア人権監視団によると、タファス市で若い男性1人が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア軍事作戦総司令部がダイル・ザウル市クスール地区で民家複数棟を強襲し、国防隊の司令官の1人ムハンマド・ハンムード容疑者(アブー・スーダ)を逮捕した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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