アブー・カスラ暫定国防大臣とナアサーン参謀長はシリアのほとんどの武装諸派と新生国防省の組織構造について合意:シリア国民軍、シリア自由軍も新生シリア軍に参加の方向で調整(2025年1月13日)

SANAによると、ムルハフ・アブー・カスラ暫定国防大臣が国防省への諸派の統合を開始するため、各組織の司令部との会談を継続した。

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『ワタン』が複数のメディア筋の話として伝えたところによると、ムルハフ・アブー・カスラ暫定国防大臣とアリー・ヌールッディーン・ナアサーン参謀長は、シリアのほとんどの武装諸派と新生国防省の組織構造について合意に達した。

同筋によると、軍司令部は、シリア北部で活動するシリア国民軍諸派とも、軍への統合計画について合意に至った。

その一方で、国防省は、いかなる武装勢力にも、宗派的、宗教的、地域的な特性を与えるという提案を拒否した。

自由シリア軍(シリア自由軍のこと)の士官には、その経験を活かすため、国防省の組織内で特別な地位を与えられることになる。

国防省は、徴兵制ではなく、志願制に基づくプロフェッショナルな軍隊の創設に向けて取り組む。

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一方、シリア軍の特殊部隊司令官(氏名は不明)は、新生シリア軍創設の基本目的に関して、「アサド体制とは異なり、国民平和にある」としたうえで、残りの諸派との交渉を続けると述べた。

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