カーディリー暫定養育教育大臣は約23,000人の教師が指定された勤務地で就業していないと発表し、対応措置を決定:ラタキア市、スワイダー市でこれに抗議するデモが発生し、決定は撤回される(2025年1月23日)

SANAによると、ナズィール・カーディリー暫定養育教育大臣は、省内の複数の委員会による調査の結果、約23,000人の教師が、指定された勤務地で就業していないことが判明したことを明らかにした。

カーディリー暫定養育教育大臣はまた、この問題に対処するため、勤務地指定制度の廃止を決定するとともに、すべての教育関係者に対して、所属する教育局の指示に従い、転勤を希望する者は正式な手続きを行うよう求めた。

シリア人権監視団によると、これに対して、教育現場からは、教育と生活の安定を脅かす不当で過酷な決定で、教育プロセスを混乱と停滞の悪循環をもたらすとの不満があがった。

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、教員ら数十人がラタキア市の教育局前で抗議デモを行い、決定を拒否する意思を示した。

シリア人権監視団によると、抗議デモの拡がりを懸念した、養育教育省は決定を撤回した。

スワイダー県でも、スワイダー24によると、スワイダー市教育局前でも同様のデモが行われた。

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タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、県の水道公社の職員が、解雇決定を不当且つ違法だとして、県庁前で抗議デモを行った。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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