ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、カラムーン地方の無人地帯(対レバノン国境)でシリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員とダーイシュ(イスラーム国)、シャームの民のヌスラ戦線からなるジハード主義武装集団が交戦した。
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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アフタリーン市一帯で、クルド人戦線旅団などからなるジハード主義武装集団が、ダーイシュ(イスラーム国)と交戦する一方、シリア軍が同地一帯を空爆した。
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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、第93旅団基地周辺(アイン・イーサー市近郊)で、シリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦、双方が迫撃砲を打ち合った。
複数の反体制活動家によると、この戦闘で、ダーイシュは、第17師団基地から敗走したシリア軍将兵が退避していた複数地点を制圧したという。
またシリア軍はタブカ市、アイン・イーサー市郊外のジャドゥーア村一帯のダーイシュ拠点を空爆した。
このほか、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)が「刺繍の施された外套」をまとって外出した少女たちを逮捕した。
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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、アブー・ハルドゥーブ村のシュアイタート部族名士と住民がビデオ声明を出し、ダーイシュ(イスラーム国)のカリフを名乗るアブー・バクル・バクダーディー氏への忠誠を誓うと表明し、降伏した。
またマヤーディーン市マーキフ地区では、ダーイシュ検問所近くで、7月に爆弾を仕掛けた車を爆破し、ダーイシュ戦闘員5人を含む14人を殺害したと罪で、男性2人を斬首した。
さらにマヤーディーン市現代医学病院でも、ダーイシュは、「ダーイシュと交戦した」罪で男性1人を斬首した。
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ダーイシュ(イスラーム国)ラッカ州(ラッカ県のこと)広報局は、ダーイシュに反旗を翻したダイル・ザウル県シュアイタート部族の子息100人を過去数日間で殺害したと発表する一方、逮捕した同部族子息の写真複数枚を公開した。
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『クドス・アラビー』(8月6日付)は、シリア軍がロシア製戦車T82数十輌をダイル・ザウル県に派遣することを決定したと報じた。
同報道によると、T82の派遣は、現地でのパワー・バランスを覆すことが目的だという。
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シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、ハサカ市制圧に向けた攻撃を繰り返すダーイシュ(イスラーム国)に関して、「住民にとって異質なイデオロギーを押しつけようとしている」と非難する一方、ダーイシュの台頭が「政権の犯罪」の結果だと断じた。
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シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、イラクのニナワ県スィンジャール郡でのイスラーム国(ダーイシュ)によるヤズィーディー派住民への攻撃を非難した。
AFP, August 6, 2014、AP, August 6, 2014、ARA News, August 6, 2014、Champress, August 6, 2014、al-Hayat, August 7, 2014、Kull-na Shuraka’, August 6, 2014、al-Mada Press, August 6, 2014、Naharnet, August 6, 2014、NNA, August 6, 2014、al-Quds al-‘Arabi, August 6, 2014、Reuters, August 6, 2014、SANA, August 6, 2014、UPI, August 6, 2014などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.
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