Categories: 諸外国の動き

NBCニュースはトランプ米政権がシリア駐留部隊を完全撤退させる計画を策定中と伝える:シリア民主軍報道官は報道内容を否定(2025年2月5日)

NBCニュースは、米国の国防関係者2人の話として、ドナルド・トランプ米政権がシリア駐留部隊を完全撤退させる計画を策定中であると伝えた。

当局者らによると、トランプ大統領とその側近らは最近になってシリアからの軍の撤退について関心を示し、国防総省は30日、60日、あるいは90日での完全撤退の計画を策定し始めた。

当局者によると、トランプ政権発足に合わせて新たに就任したマイク・ウォルツ国家安全保障顧問は、1月31日にフロリダ州タンパの米中央軍司令部(CENTCOM)本部を訪れ、米軍高官と会談し、中東情勢に関する報告を受けたが、そこでは、シリア駐留米軍部隊の部分撤退については話題にならなかったという。

**

これに関して、シリア民主軍のファルハード・シャーミー報道官は、ロイター通信に対して、シリア駐留米軍の撤退についてのいかなる計画も受け取ってはいないと述べて否定した。

シャーミー報道官はまた、ダーイシュ(イスラーム国)をはじめとする勢力は、活動再開に向けて米軍撤退の機会を伺っていると付言した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

SyriaArabSpring

Recent Posts