ラタキア市内での治安作戦で市民2人が死亡:各地で犯罪相次ぐ(2025年2月6日)

ラタキア県では、SANAが伝えた内務省総合治安局のムスタファー・クナイファーティー・ラタキア県支部長(少佐)の発表によると、ラタキア市に住宅街で「旧体制の残党グループ」がパトロール中の内務省総合治安局の部隊に発砲し、隊員1人と民間人1人が負傷した。

一方、シリア人権監視団によると、ラタキア市ダアトゥール地区で指名手配者を捜索していたシリア軍事作戦総司令部が発砲、市民2人が流れ弾で死亡した。

**

イドリブ県では、『ワタン』によると、ハーリム市、サルキーン市、カフルタハーリーム町一帯で、内務省総合治安局が、和解プロセスに応じない「旧体制の残党」を追跡するための治安作戦を実施し、多数を逮捕した。

**

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局がダイル・ザウル市内で武器を所持していた武装グループのメンバー2人を逮捕した。

SANAによると、ダイル・ザウル県総合治安局は5日、ダイル・ザウル県内での武器の所持などを禁止していた。

**

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局が、前政権関係者や犯罪者を摘発するため、各所で治安作戦を実施した。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ大学病院の看護スタッフが、患者の付添人によってナイフで刺され、重傷を負ったことを受けて、医師や職員ら数十人が医療スタッフの安全を求め、病院前で抗議デモを行った。

**

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ヤブルード市近郊で、正体不明の武装集団が前政権に協力していた男性1人を銃で撃ち殺害した。

シリア人権監視団によると、アシュラフィーヤト・サフナーヤー市で住民1人が何者かによって誘拐された。

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、2017年にタッル・ハラーワ村で発生した一家15人惨殺事件(フート虐殺)に関与したとされる男性1人が何者かによって殺害された。

**

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市ザフラー地区で、4日に誘拐されていた若い男性1人の遺体が発見された。

**

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ラジャート高原のナジーフ橋近くで、処刑され死亡したと見られる男性1人の遺体で発見された。

(C)青山弘之 All rights reserved.

SyriaArabSpring

Recent Posts