イナブ・バラディーは、シャーム解放機構によって拘束され、イドリブ県内各所に設置されている刑務所に収監されている逮捕者の釈放を求める活動が続いていると伝えた。
活動は、活動家、法律家、市民、政治組織などによって行われており、自由と尊厳というシリア革命の原則に乗っ取って、とりわけ言論犯の釈放を強く首相、アフマド・シャルア暫定大統領に対応を呼びかけ、回答を待っているという。
例えば、2月4日には、イスラーム教の宗教指導者・法学者のアブドゥッラッザーク・マフディー師はシャルア暫定大統領に対して、シャーム解放機構の元幹部のアブー・ヤフヤー・ジャザーイリー、アブー・シュアイブ・ミスリー、アブー・サフヤーン・ジャブラーウィーなど、イドリブ県内の刑務所に収監されているすべての言論犯に恩赦を出すよう求めるとともに、刑務所の閉鎖が移行期における義務だと位置づけている。
また、2024年12月21日には、活動家らが「女性の呼びかけ」声明を出し、イドリブ県内の刑務所に収監されている逮捕者の釈放をシャルア暫定大統領に要求した。
一方、イスラーム解放党のメンバーや支持者多数も依然として収監されている。
同組織がイナブ・バラディーに明らかにしたところによると、ダルアー県、ダマスカス県、ヒムス県、ハマー県、アレッポ県、イドリブ県、ラッカ県出身の30~60歳代の40人以上がイドリブ県内の刑務所に収監されているという。
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シリア・クルド国民評議会のムハ…