シリア民主軍に所属する民主北部旅団のアブー・ウマル・イドリビー司令官はXXで、シリア民主軍と内務治安部隊(アサーイシュ)が、アフマド・シャルア暫定大統領が指導する新政権の国防省の傘下に入ることが決定されたと綴った。
イドリビー司令官によると、2月17日に北・東シリア地域民主自治局とシリア民主評議会が会合を開き、決定に至ったという。
イドリビー司令官のポストによると、会合での決定の概要は以下の通り。
- 国の力を統合・強化することを目的として、シリア民主軍と(北・東シリア地域民主)自治局に所属する治安機関機関(アサーイシュ)を(新)シリア軍の組織に編入することが決定された。
- 北・東シリア地域における国家の公共機関を再び機能させ、基本的なサービスを提供するとともに、住民の生活水準を向上させる。
- シリア民主軍および北・東シリア地域からすべての外国人戦闘員を撤退させる必要がある。この措置は、「国の主権の強化と安定の確保に向けた重要な一歩」とみなされる。
- シリア政府との連携を増大させ、国の課題に関する会合の頻度を増やす。
- シリア領土の一体性を維持する重要性、そして国防能力を増幅するために、地元部隊のシリア軍への参加の必要性を確認する。
- 難民および避難民が自らの都市や村に帰還することを促すための環境を整える。
- アフマド・シャルア(暫定)大統領の就任を祝福し、彼に対し、北・東シリアへの公式訪問の招待を行う。
- 共同委員会を設置し、これらの決定の実施を確実なものとし、その効果的な遂行を保障する。
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ダイル・ザウル県では、シリア人…