シリア反体制勢力の動き(2014年8月14日)

自由シリア軍参謀委員会を脱会したシリア解放革命勢力司令官のアフマド・ラッハール准将(離反士官)は、サダー・シャーム(8月14日付)のインタビューに応じ、そのなかで自由シリア軍参謀委員会の海岸地域戦線が「実態のない名ばかりのもの」だったと暴露した。

ラッハール准将は「我々には海岸(ラタキア県カサブ町一帯)で活動するための軍事的ヴィジョンなどなかった。なぜなら我々には実際の司令部がなかったからだ」と述べる一方、カサブ町一帯からの撤退が武器・装備の不足が理由ではなく、同地での戦闘を主導していたジハード主義武装集団「アンサール・シャーム運動」が撤退したためだと明かした。

Kull-na Shuraka’, August 14, 2014

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アサーラ・ワ・タンミヤ戦線は声明を出し、8月3日にシャームの民のヌスラ戦線、イスラーム戦線を除く武装集団が結成したシリア革命指導評議会(http://syriaarabspring.info/wp/?p=11729)に参加すると発表した。

Kull-na Shuraka’, August 14, 2014

AFP, August 14, 2014、AP, August 14, 2014、ARA News, August 14, 2014、Champress, August 14, 2014、al-Hayat, August 15, 2014、Kull-na Shuraka’, August 14, 2014、al-Mada Press, August 14, 2014、Naharnet, August 14, 2014、NNA, August 14, 2014、Reuters, August 14, 2014、Sada al-Sham, August 14, 2014、SANA, August 14, 2014、UPI, August 14, 2014などをもとに作成。

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