シリア民主評議会と北・東シリア地域民主自治局はシリア革命開始14周年に合わせて声明を発表し、暫定政権の憲法宣言を改めて非難:ラッカ県、ハサカ県では憲法宣言拒否のデモなどが続く(2025年3月15日)

ANHAによると、シリア民主評議会は、シリア革命開始(2011年3月15日)14周年に合わせて声明を出し、自由、尊厳、正義を求めた蜂起に参加し、独裁体制の弾圧で命を落とした犠牲者に改めて哀悼の意を示すとともに、アフマド・シャルア暫定政権による憲法宣言の施行を公正な民主国家を樹立しようとするシリア国民の要望を反映しておらず、失望した」と批判した。

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ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局は、シリア革命開始(2011年3月15日)14周年に合わせて声明を出し、革命の諸目的を実現するための行動を継続するとしたうえで、シリアの新憲法を、いかなる周縁化や排除もなく、シリアのすべての構成要素の権利を守るものとするために要求を続けると表明した。

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ラッカ県では、ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるタブカ市で、アフマド・シャルア暫定政権による憲法宣言の施行を拒否するデモが行われた。

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ハサカ県では、ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局の弁護士連合と社会正義評議会がハサカ市の自由広場で声明を発表し、シャルア暫定政権による憲法宣言の施行を拒否する意思を示した。

ANHAによると、ハサカ市とアームーダー市では、憲法宣言の施行を拒否する抗議デモが行われた。

ANHAによると、カーミシュリー市では革命青年運動が声明を発表し、憲法宣言の施行を拒否した。

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