ヒムス県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍戦闘機がタドムル航空基地とタイフール航空基地(T4)に対して複数回の爆撃を実施した。
**
ダルアー県では、SANAによると、イスラエル軍がクーヤー村に侵攻し、戦車複数輌で砲撃、これによって市民6人が死亡、女性含む複数人が負傷した。
シリア人権監視団によると、この砲撃で若い男性4人が死亡、複数人が負傷した。
これにより、2025年に入ってからのイスラエル軍の攻撃は37回(爆撃33回、砲撃4回)となった。
一連の攻撃で、アフマド・シャルア暫定政権の国防軍部隊の兵士5人、民間人13人、レバノン人2人の合計13人が死亡、武器弾薬貯蔵施設、指揮所、拠点、車輌など44の標的が破壊された。
県別の内訳は以下の通り:
爆撃
アレッポ県1回
ダマスカス郊外県9回(民間人1人、レバノン人2人、兵士2人死亡)
スワイダー県3回
ヒムス県7回
クナイトラ県4回(民間人1人、兵士2人死亡)
ダルアー県6回(民間人4人、兵士1人死亡)
タルトゥース県1回
ダマスカス県2回
砲撃
ダルアー県3回((民間人7人)
ダマスカス郊外県1回
**
SANAによると、外務在外居住者省、ダルアー県のアンワル・ターハー・ズウビー知事は、この攻撃を非難する声明を発表した。
**
SANAによると、カタール、サウジアラビア、A3プラス・グループ(国連安保理非常任理事国のアフリカ諸国など)、ヨルダン、パレスチナのハマース、 クウェート、湾岸諸国会議(GCC)、トルコ、アラブ議会、アラブ連盟(アフマド・アブー・ガイト事務総長)、 イスラム協力機構(OIC)事務総局 が 25日から27日にかけて、声明などを通じてイスラエルの砲撃を非難した。
**
SANAによると、外務在外居住者省は別の声明を発表し、こうした諸外国の非難声明に歓迎の意を示した。
、
(C)青山弘之 All rights reserved.
シリア・クルド国民評議会のムハ…