シリア・アラブ共和国大統領府、国防省、SANAなどによると、アフマド・シャルア暫定大統領は、首都ダマスカスの人民宮殿で行われた政権掌握後初となるイード・アル=フィトルの集団礼拝に参加し、会場に招待された国民、政権関係者らと懇談した。
来賓を出迎えるアフマド暫定大統領は、父親フサイン氏と握手する際に、握手をしながら、深く頭を垂れてお辞儀をした。
シャルア暫定大統領はまた、集団礼拝に参加した国民や政権関係者らを前に演説を行った。
演説では、移行期内閣について以下の通り述べた。
我々は昨日、新たな内閣の発足を発表した。可能な限り有能な人物を選ぶよう努め、そのなかでも優先すべき者を選んだ。我々は、閣僚の範囲、分布、各県の代表性を考慮し、またシリア社会の多様性にも配慮した。だが、我々は、割り当て主義を明確に拒否しつつも、参加の原則には則った。すなわち、この省はこの宗派のため、あの省は別の人種のため、といった分配の論理は、完全に拒否した。
しかし、我々は皆で共に取り組み、いかなる分裂の動きにも応じなかった。なぜなら、政治的な分断は、内閣の機能停止を招くことになるからだ。昨日発表された新内閣は、長い時間と多くの努力を経て構成されたものであり、任命された大臣たちには良い働きを期待している。彼らは、有能で経験を持つ人物たちであり、特定の思想的または政治的傾向に偏ってはいない。
彼らの唯一の関心は、この国を築き上げ、祖国を再建することだ。我々は、彼らが成功できるよう、あらゆる手段と可能性を提供していくつもりである。彼らが国民一人一人に、誠実な公共サービスを届けてくれることを願っている。また、願わくば、近い将来、シリアのすべての家庭の扉を叩くように、サービスが各家庭へと届くことをアッラーに願っている。変革と改善こそが我々の目標であり、国家建設こそが私たちの目的である。
むろん、すべての人を満足させることはできない。どのような一歩を踏み出すにしても、全面的な合意を得ることは難しい。それは自然なことであり、当然の反応でもある。しかし、我々は、最低限の合意、そして可能な範囲での一致を目指す必要がある。ありがたいことに、新内閣の発足とその構成、そして大臣たちの選出について、多くの前向きな反応が寄せられている。
我々は、ありがたいことに、前向きで安心できる反応を目にしている。シリアは、誰かの思惑や欲望をぶつけるための市場ではなく、真剣に行動するための舞台である。願望や私的な夢を実現するための場所ではない。今起きている変化を、自分の夢を叶える機会とみなすような姿勢は適切ではない。
唯一実現されるべき夢とは、国民の尊厳を取り戻し、シリアという国の誇りを取り戻すこと、そして世界の中で再び自由で高貴な存在としてのシリアの名が高らかに響くことである。シリアが、影響力ある国家として世界に復活することを願ってやまない。
さらにその後、シャルア暫定大統領は、ラティーファ・ダルービー夫人とともに人民宮殿で、犠牲者の家族と面談した。
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一方、国防省によると、ムルハフ・アブー・カスラ国防大臣は、アリー・ナアサーン参謀総長、アブドゥッラフマーン・アアマー・ヒムス県知事とともに県内の師団の将兵を慰問した。
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