ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局が実効支配を続けてきたアレッポ県アレッポ市のシャイフ・マクスード地区とアシュラフィーヤ地区の民生評議会は、アフマド・シャルア暫定政権に交渉を付託されていた委員会との間で、クルド人が多く住む両地区の住民の社会・文化的特性の保護・尊重を前提とした共生の実現、北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)の協力のもとでの暫定政権内務省による治安維持や検問所の撤去、武装携帯の禁止、シリア民主軍部隊のユーフラテス川以東への撤退、運輸交通の円滑化、捕虜・逮捕者収容所の廃止と捕虜交換など14項目からなる協定を交わした。
一方、SANAによると、2024年末にシリア国民軍によって制圧され、今年に入ってアフマド・シャルア暫定政権の支配下に入ったマンビジュ市で、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるユーフラテス川のティシュリーン・ダム一帯の村々から移住を余儀なくされた住民らが帰国を求めて抗議デモを行った。
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シリア・アラブ共和国大統領府に…