ダルアー県ブスラー・シャーム市に展開していた内務省総合治安局が撤退する一方、夜間外出禁止令が発出される(2025年4月12日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、前日にブスラー・シャーム市に展開した内務省総合治安局が市内での巡回を完了し、撤退した。

撤退は、同地の名士と、前政権のシリア軍第5軍団とともに活動する第40師団の司令官との合意に基づくもの。

内務省総合治安局は、その後モスクのミナレットなどから住民らに対して、明日早朝まで外出禁止令が発出されたと発表した。

また、ブスラー・シャーム市で10日にシリア軍第5軍団の兵士らによって撃たれて負傷していた元反体制武装組織司令官のビラール・ダルービー氏が死亡した。

シリア人権監視団は、一部住民が、アフマド・シャルア移行期政権の国防省部隊や内務省総合治安局の駐留を拒否する映像を公開した。

一方、ムザイリーブ町出身の和解男性が何者かによって銃で撃たれて死亡した。

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