レバノン日刊紙の『ナハール』は、米仏、シリアの複数の情報筋の話として、ダーイシュ(イスラーム国)に対する「テロとの戦い」を行う米主導の有志連合へのアフマド・シャルア移行期政権の加入が難航していると伝えた。
同紙によると、難航しているのは、シャルア移行期内閣が、シリアがテロの温床となることを阻止するという欧米側の要請に十分に応えていないことが要因。
フランスの外交筋によれば、フランスは、ドイツ、サウジアラビアと連携し、シャルア移行期内閣に対し加盟を申請するよう促し、数日前に2度目の加盟申請を行った(1度目の申請はシリア革命勝利宣言大会直後に行われた)。
だが、有志連合は、申請を受理する根拠が不足しているとして加盟を認めなかった。
その最大の障害として、国際安全保障を脅かす要因とみなし得る外国人が移行期政権(暫定政権)の軍において幹部士官として登用されていることが揚げられ、米国はこれらの外国人を登用を信頼構築に逆行した挑発とみなしているという。
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シリア・クルド国民評議会のムハ…