ミドル・イースト・アイは、アフマド・シャルア移行期政権が、4月21日に運航予定だったトルコの格安航空会社AJetによるダマスカス国際空港への定期便を突然中止したと伝えた。
同サイトによると、シャルア移行期政権は、トルコ政府に対して、シリアの航空会社のトルコへの乗り入れを求めたが、これが認められなかったため、AJetの定期便の受け入れを中止したという。
これに関して、トルコ運輸省の高官は、シリアの航空会社がトルコに乗り入れるには、欧州製新型機をリースまたは購入しなければ、法的・技術的制約によって困難であると述べた。 同高官によれば、国営のシリア・アラブ航空と民間航空会社のシャーム・ウィングスが運航している航空機は、トルコおよび欧州の航空当局が定める技術基準を満たしておらず、また、これらの航空機の一部は国際制裁の対象にもなっていると付け加えた。
4月22日にトルコのアブドゥルカディル・ウラオール運輸インフラ大臣がシリアを訪問した際、この問題を解決するための策(航空機のリース)を提案していたという。
(C)青山弘之 All rights reserved.
シリア・クルド国民評議会のムハ…