ドゥルーズ派の最高宗教指導者のヒジュリー師はダマスカス郊外県ジャルマーナー市での戦闘を「憎むべきテロ攻撃」と断じたうえで、「暫定政権は何をしているのか」「なぜ決定を包み隠すのか」と非難(2025年4月29日)

ドゥルーズ派の最高宗教指導者のヒクマト・ヒジュリー師は、ムワッヒド・ドゥルーズ・ムスリム精神指導部のフェイスブック・アカウントを通じて声明を出し、預言者ムハンマドを侮辱した録音データの拡散を契機に発生したダマスカス郊外県ジャルマーナー市での戦闘に関して、タクフィール主義テロ一味によって殺害された無辜の住民に哀悼の意を捧げるとともに、「憎むべきテロ攻撃」として強く非難した。

ヒジュリー師はまた、アフマド・シャルア移行期政権のもとで続く虐殺と不安定が偶発的なものではなかったとしてうえで、「裏切者認定」の新たな風潮を非難、「暫定政権は何をしているのか」「なぜ決定を包み隠すのか」と非難した。

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一方、SANAによると、ドゥルーズ派のシャイフ・アクル府が声明を出し、あらゆる侮辱を拒否するとしたうえで、「祖国の敵」による行為であり、その「目的は分断」、「シリアの愛国的インフラの解体」にあると批判した。

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