ANHAなどによると、アラウィー人を含むシリア各宗派の宗徒から構成されるフランス・アラウィー連合が、アフマド・シャルア暫定大統領および移行期政権の高官数名を、戦争犯罪および人道に対する罪で国際刑事裁判所(ICC)に提訴した。
提訴された事件について、ICCの検察官が起訴手続きを進めるか、あるいは訴えを却下するかの判断を下すことになる。
提出された訴状によると、シャルア暫定大統領のほか、ムルハフ・アブー・カスラ国防大臣、アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣、アナス・ハッターブ内務大臣、新シリア軍(国防軍部隊)第25師団のムハンマド・ジャースィム司令官が、2025年3月および5月に発生した大量殺害事件の責任者として名指しされており、これらの事件では、少数派宗教・民族集団を含む1,700〜2,000人の民間人が犠牲となったとされる。
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シリア・クルド国民評議会のムハ…