シリア人権監視団によると、エジプトの行政裁判所で5月31日、アフマド・シャルア暫定大統領を大量虐殺罪で裁くことを求める訴訟の第1回審理が開かれた。
訴訟では、とくにアラウィー派やドゥルーズ派などの宗派マイノリティに対するジェノサイドに関与した疑いが取り上げられる。
同裁判所はすでに、上告・憲法訴訟を専門とするエジプト人弁護士のムハンマド・アブー・ザイド氏による訴状の受理を正式に認めている。
同氏は最近になってシリアで発生した広範な人権侵害に関する文書や証言を基に提訴している。
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