ハマー航空基地近くの防空大隊で大きな爆発、これと前後してアラウィー派8人が殺害される(2025年6月4日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、ハマー市近郊のハマー航空基地西のマトニーン村とラビーア村の間に位置する防空大隊で大きな爆発が複数回にわたって発生した。

爆発と前後して、同地上空には無人航空機が旋回していた。

この爆発により、女性3人を含む市民8人が死亡、複数が負傷した。

死傷者はアラウィー派。

ラビーア村の地元住民らは、アフマド・シャルア移行期政権の治安部隊の検問所の要員が、旅客用マイクロバスで移動中のアラウィー派11人に発砲し、8人を殺害、3人を負傷したのと前後して、防空大隊基地内で大きな爆発が発生したと疑っている。

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一方、ハマー市のクスール地区では、正体不明の武装グループが「サクル」の愛称で知られていた前政権時代の軍事情報局関係者を銃で撃ち、殺害した。

また、ハマー市の国立病院近くで、旧シリア軍に勤務していた男性1人が正体不明の武装グループによって即決処刑され、死亡した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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