ダルアー県、クナイトラ県、スワイダー県でイスラエルの攻撃によりイランの無人航空機多数が墜落(2025年6月16日)

SANAによると、ダルアー県では、ナワー市とヒルバト・カイス村に無人航空機2機が墜落し、一部の住宅に物的被害が発生した。

また、ナーフィア村の農地にも無人航空機2機が落下したが、人的被害は報告されていない。

さらに、ジャースィム市周辺では、国内避難民(IDPs)のテント近くにミサイルの残骸が落下し、テントが一部炎上した。

死傷者はなかった。

このほか、クナイトラ県のムシャイダ村近郊でも、残骸が落下した。




また、シリア人権監視団によると、ダルアー県上空をイスラエル軍戦闘機が低空飛行で旋回した。

さらに、サイダー町の兵力引き離し地域(AOS)の境界線(Line A)に設置されている国連兵力引き離し部隊(UNDOF)の拠点の近くにイランの無人航空機1機が墜落し、火災が発生した。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍は兵力引き離し地域(AOS)の境界(Line A)上空に接近したイラン所属と見られる無人航空機1機をアブー・ラジャム村近くで撃墜した。

一方、装甲車4輌からなるイスラエル軍部隊がクナイトラ県の東サムダーニーヤ村に侵入し、民家などを捜索、若い男性2人を逮捕し、連行した。

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スワイダー県では、スワイダー24によると、ラーミー村に隣接する渓谷地帯やダーラ村・サカーカー村間の農村地帯にミサイルの残骸が落下、またアリーカ村近郊でイランの無人航空機1機がイスラエル軍に撃墜された。


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