ダマスカス郊外県、アレッポ県でシャルア移行期政権の治安部隊の「シャッビーハ化」が顕著に(2025年6月19日)

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ジャブラ市で住民1人がアフマド・シャルア移行期政権傘下の武装グループによって誘拐され、その後殺害された。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ウンム・ダーリー村の貯水井戸内で、前政権時代に殺害されたと見られる身元不明の8人の遺体が発見された。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ルハイバ市に設置されている検問所の要員が、旧政権時代と同じように通過する車の運転手から「みかじめ料」を徴収しているとして、そのことを裏づける映像を公開した。

徴収は旧シリア軍第4師団を想起させるという。

また、ナブク市で正体不明の武装グループが前政権の国防隊に協力していたとされる男性1人を銃で撃ち殺害した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局傘下の治安グループがアレッポ市近郊のナイラブ・キャンプで、武器が隠されているとして民家1棟に押し入り、なかにいた女性に暴行を加え、窃盗を働いた。

アレッポ県では、前政権のシャッビーハを想起させるこうした犯罪が増えているという。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、マアイスラ村で正体不明の武装グループが民家を襲撃し、住民1人を拉致、その後殺害した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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