ANHAは、カーミシリー市出身のクルド人青年4人が首都ダマスカスで行方不明となっており、現在までに彼らに関する正式な情報は得られていないと伝えた。
彼らのうちの1人のきょうだいはメディアに対し、4人は、食品会社の代表として国際展示会「エクスポ・フード」に参加するために首都ダマスカスを訪れた際に、内務省総合治安局によって逮捕され、シャアラーン地区の治安機関の支部に拘束されているという情報を受け取ったと語っている。
シリア人権監視団によると、拘束されたのは9人。
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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市ハムダーニーヤ地区にある店舗内で、若い男性1人が、正体不明の武装グループに至近距離から銃撃され、即死した。
また、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の「オリーブの枝」地域内のアフリーン市で、ラージュー町近郊のハーッジ・ハリール村出身の21歳の男性がトルコの支援を受けるシリア国民軍所属の部隊に拘束された。
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さらに、シリア人権監視団によると、アレッポ市とダイル・ハーフィル市を結ぶ街道で、シリア国民軍に所属するハムザ旅団とスルターン・スライマーン・シャー旅団(アムシャート旅団)の戦闘員らが、民間人10人を新たに拉致した。
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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、サナマイン市で、正体不明の武装グループが若い男性2人を襲撃し、2人とも死亡した。
また、シリア人権監視団によると、首都ダマスカスとスワイダー市を結ぶ幹線道路のマスミヤ町の検問所に治安部隊が展開し、道路を遮断した。
道路の遮断は、部族系の武装グループに武器の引き渡しを求めるためと見られる。
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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ハディーダ町出身の兄弟2人が、タルトゥース県のアリーダ国境通行所を経由してレバノンへ向かう途中に行方不明となった。
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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、治安部隊が「ヌール・ジャウラーン」の名で知られるジャーナリストのアブドゥッラー・ハサン氏を拘束した。
当局によると、拘束の理由は彼の報道活動・内容とは無関係だという。
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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、アシャーラ市郊外で、銃で撃たれて死亡した若い男性の遺体が銃撃を受けた状態で発見された。
また、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局の部隊が、マヤーディーン市、ダイル・ザウル市などで急襲作戦を実施し、ロケット弾などの密輸品が発見・押収、「イランの民兵」の元メンバーや武器商ら逮捕した。
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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、イドリブ市で前政権時代にアレッポ市でシャッビーハとして活動していたとされる人物が何者かの銃撃を受け、死亡した。
また、シリア人権監視団によると、ジャルジャナーズ町で、少女が誤って発砲された銃弾を受けて死亡した。
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スワイダー出身では、シリア人権監視団によると、地元の武装グループがヒムス県フーラ村出身の青年3人を誘拐した。
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タルトゥース県では、SANAによると、内務省治安当局は、サイドナーヤー刑務所の副所長だったサーイル・フサイン大佐を逮捕することに成功した。
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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、アルバイン村で行われていた結婚式の最中、治安部隊が会場に突入し、複数の若い男性たちに暴行を加える事件が発生した。
事件は招待客2人が空に向かって発砲していたことを受けたもので、治安要員は、発砲に関与していなかった一般の若い男性たちに対しても暴行を加えたという。
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シリア・クルド国民評議会のムハ…