ロイター通信、ANHAなどによると、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、米国のワシントンDCを訪れ、ホワイトハウスでドナルド・トランプ米大統領と会談した。
会談後の共同記者会見で、ネタニヤフ首相は、シリアのアフマド・シャルア暫定大統領がイスラエルとの直接的な通信チャンネルを開いたことを明らかにしたうえで、この動きを「真の和平の機会」と評価した。
ネタニヤフ首相は以下の通り述べた。
シリア人は再び争いに戻れば敗者となり、平和を選べば勝者になるだろう。
シリアの状況は根本的に変化した。イランとヒズブッラーはもはや以前のように意思決定を握ってはいない。これが地域における安定と平和への新たな機会を生んでいる。
それ(通信チャンネル)が開かれたというのは、(シャルア暫定)大統領がこのチャンネルを開いたことによるものだと考えている。
トランプ大統領は、以下の通り述べた。
ネタニヤフ首相を含む中東の多くの関係者の要請に応じて、我々はシリアへの制裁を解除した。
誰かが、彼(シャルア暫定大統領)は過酷な経歴を持っていると言っていた。私は「それは驚くことではない、この地域は過酷だから」と答えたが、私は彼のことを本当に気に入った。
(制裁解除により)シリア国民に、これまで制裁下では得られなかった機会が与えられる。
**
クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍がハミーディーヤ村周辺で掘削および整地作業を継続する様子が確認された。
(C)青山弘之 All rights reserved.
シリア・クルド国民評議会のムハ…