シリア民主軍のアブディー総司令官:シャルア移行期政権によるスワイダー県での女性や子どもの殺害、宗教的象徴への冒涜を非難(2025年7月16日)

シリア民主軍のマズルーム・アブディー総司令官は、Xを通じて以下の通り発表した。

我々のもとには、スワイダー県の人々から、民間人のための安全な避難ルートを確保し、彼らを標的とした攻撃を止めてほしいという切実な訴えが届いている。
女性や子どもの殺害、宗教的象徴への冒涜は、人道にもシリア人の価値にも反する重大な犯罪であり、こうした侵略行為は直ちに停止され、責任者は厳しく追及されなければならない。
14年に及ぶ戦争を経て、これ以上の流血は終わらせるべき時が来た。シリアの再建は報復ではなく、対話と理性によってこそ成し遂げられる。
スワイダー県のドゥルーズ派住民の問題は国家の問題であり、その解決は憲法的な手続きと対話を通じてなされなければならない。

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ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局のユーフラテス地域は声明を出し、スワイダー県の住民を標的としたアフマド・シャルア移行期政権の攻撃を強く非難し、「悪質な手段によって宗派間の分裂と対立を煽ることを目的としている」と断じた。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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