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イスラエルのサール外務大臣「シャルアのシリアにおいて、少数派であることは極めて危険であるということだ」(2025年7月19日)

イスラエルのギデオン・サール外務大臣は、Xを通じて、アフマド・シャルア暫定大統領の演説について以下の通り評価を加えた。

シリアのアフマド・シャルア暫定大統領の演説は、ジハード主義攻撃者たちへの支持の表明であり(シャルアの言葉を借りれば、「ベドウィンの部族は高潔な価値と原則の象徴」)、被害者(攻撃されたドゥルーズ派少数民族)への非難でもあった。
シャルアはこれに加えて、イスラエルに対する陰謀論と根拠のない非難を展開した。
結論として言えるのは、シャルアのシリアにおいて、少数派(クルド人、ドゥルーズ派、アラウィー派、キリスト教徒)であることは極めて危険であるということだ。過去6ヵ月間、このことは何度も証明されてきた。
国際社会は、シリアにおける少数派の安全と権利を保障する義務がある。また、シリアが国際社会に再び受け入れられる条件として、少数派の保護を明確にすべきである。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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