ANHAは、シリア民主軍のマズルーム・アブディー総司令官のインタビューの続編を配信した。
アブディー総司令官は、インタビューのなかで、「ロジャヴァ・クルディスタンにおけるクルドの統一と立場の一致に関する会議(コンファレンス)」における決定事項が、アフマド・シャルア暫定政権のとの協議にかけられる予定であると述べた。
北・東シリア地域民主自治局とシャルア機構期政権との会合が7月25日にパリで開催される予定だったが、直前に延期されたことについて、フランスのジャン=ノエル・バロ外務大臣とトーマス・バッラク在トルコ米大使兼務シリア担当特使から、シャルア移行期政権がスワイダー県での問題への対処で多忙であるため延期されたとの説明を受けたことを明らかにしたうえで、会議の日程の再調整が完了し、北・東シリアに関する行政上の問題(国境管理、石油、シリア民主軍の統合など)や、移行期政権への参加、人民議会選挙、憲法起草、教育制度などが議論されることになると述べた。
トルコとの関係については、相対的な停戦状態を持続可能なものとしつつ、北部の占領地からトルコ軍の撤退などを含め、全面的な問題解決を追求していると述べた。
ダーイシュ(イスラーム国)との戦いについては、有志連合を主導する米国がシャルア移行期政権との共同作戦体制の構築を目指しているとしたうえで、この共同戦線に真摯に対応し、経験を共有する用意があると述べた。
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シリア・クルド国民評議会のムハ…