イスラエル・チャンネル12は、イスラエルとアフマド・シャルア移行期政権が近く締結する安全保障協定の内容を明らかにした。
同チャンネルによると、協定はシリア南部をめぐる両国の衝突を収束させることを目的としており、主な条項には以下が含まれるという。
・トルコによるシリア軍の創設の阻止
・シリアが実効支配するゴラン高原の武装解除
・シリア領内での戦略兵器(ミサイルや防空システムを含む)の配備禁止
・スワイダー県のドゥルーズ派に対する人道回廊の設置
その見返りとして、シャルア移行期政権は米国と湾岸諸国から復興支援を受けることになるという。
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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、装甲車1台と複数の兵士を乗せた四輪駆動車両数台からなるイスラエル軍部隊が、ブライカ村とビイル・アジャム村に侵入した。
また、5台の車輛からなる別の部隊がブライカ村方面に侵入し、検問を設置し、通行人の検査を実施した。
シリア人権監視団によると、イスラエル軍部隊は約2時間後に撤退した。
だが、シリア人権監視団によると、イスラエル軍部隊は同日夕方、ラフィード町に侵入し、町の東入口に検問を設置した。
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シリア・クルド国民評議会のムハ…