ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、スーマリーヤ地区で武装勢力によるアラウィー派の貧困世帯への強制退去を求める動きが続いた。
同地では、政権に近いとされるアラウィー派の有力者や一部実業家の仲介により、事態の沈静化と解決策が試みられていたが、武装勢力による脅迫は続いているという。
シリア人権監視団によると、同地区の入口に多数のトラックが集まり、住宅の強制退去準備が進められており、住民らは口頭で「残るか出るかは自由」と伝えられる一方で、「残れば殺害する」との脅迫も受けたという。
(C)青山弘之 All rights reserved.