民主統一党(PYD)主催による第5回シリア・フォーラムがハサカ市で開催される:北・東シリア地域民主自治局ジャズィーラ地区は火器の所持と使用を禁止(2025年9月15日)


ハサカ県では、ANHAによると、民主統一党(PYD)主催による第5回シリア・フォーラムがハサカ市で開催された。

「平和と民主社会のマニフェスト:現代シリア建設の保障」をスローガンとして開催されたフォーラムにはシリア各地から120名の政治活動家、法律家、知識人、女性団体の代表、さらにアラブ部族の有力者らが参加した。

ANHAによると、フォーラムでは、「中東における一般的政治状況と潜在的プロジェクト」、「バアス体制崩壊後のシリア:現状と課題」と題された講演・セッションが行われた。

また、ANHAによると、「指導者オジャランによる平和と民主社会の提案の重要性」、「平和と民主社会の段階とシリア解決の展望」と題した講演・セッションが行われた。

ANHAによると、以下を骨子とする閉幕声明が採択された。

・3月10日合意の堅持。
・すべてのシリア人が参加する包括的国民対話の開始。
・国民会議と新しい社会契約を開催し、すべての市民の権利を保障。
・ヘイトスピーチと分断を拒否し、平和的共存を促進。
・相互承認と排除のない多様性の尊重。
・女性団体と民主勢力を結集する民主的戦線の形成。
・オジャラン指導者の身体的自由を求める。
・地方分権の徹底を戦略的選択とする。
・平和と民主社会の段階での女性の先導的役割を確認。
・仏・米・英などの保証国に対し、全勢力を含む交渉プロセスを支援する責任を求める。
・「平和と民主社会のマニフェスト」を統一シリア建設の思想的・政治的基盤と位置づける。

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北・東シリア地域民主自治局ジャズィーラ地区は声明を出し、火器の所持と使用を禁止する通達第6号を発出した。

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